『いくら背伸びをしてみても 相変わらず地球はじっくり回ってる。 今自分に出来ることを ひたすらに流されずにやってみよう。』 “少年” by ゆず
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第18回模擬国連全日本大会レビュー
2007-01-01 Mon 17:51
WHOのヒトしか読んでも分からないと思いますが、忘備録も兼ねて書きました。あとで書き直すかも。


参加会議
第60回世界保健総会


議題
汎発性インフルエンザに対する準備及び対応強化


担当国
United States of America


基本的認識
 汎発性インフルエンザ対策はエイズ・結核・マラリア等の他の感染症と異なりまだ国際的対策の枠組みが完成していない。今後その枠組みを構築していく訳であるが、その枠組みを自国にとって有利になるようなものとすることができれば汎発性インフルエンザ対策においてイニシアチブを握れると同時に、自国の国益を増大させることができる。
 以上二つの基本的認識に基づき、アメリカはリサーチおよび会議行動を展開した。


具体的政策目標
①アメリカが主導する「インフルエンザ国際パートナーシップ」を発展させ、可能であれば組織化に向けて努力する。

②エイズ・結核・マラリア基金やGlobal Drug Facilityのような反発性インフルエンザ対策の国際基金を設立する。理由は、今後汎発性インフルエンザ対策への援助資金の拠出の増額が回避できないと判断し、効率的な援助資金の運用が必要だと感じたため。

③アメリカにとってはパンデミックの発生抑止が最大の課題であるので、そのために汎発性インフルエンザ対策の国際的な「一般指針」を確立する。

以上三つの目標を立て、リサーチを行った。


事前準備
 まず最初に行ったのは、WHAの過去の決議とWHOが作成したペーパー(Global Influenza Preparedeness Plan、WHO pandemic influenza draft protocol for rapid response and containment)の読み込みだった。続いてインフルエンザワクチンと抗ウイルス薬に関する勉強。
 ここまでの段階で具体的政策目標①が達成困難であること悟った。「インフルエンザ国際パートナーシップ」の現状および国際的な対策枠組み設立に関する議論レベルから考えて、「インフルエンザ国際パートナーシップ」に直接的に言及して、それを強化あるいは発展解消する議論を行うことは不可能だと判断した。
 そして具体的政策目標②については、考えてみたが具体的な案を考え出すことは出来なかった。さらに23日の勉強会において山本先生に質問して、基金設立がかなり困難であることが明らかになったためこれも断念した。
 その後③に関して準備を進めていったが、「一般指針」とは何かという問題に直面し、思うように進まなかった。BGを読んで「一般指針」という概念がPhase1~6およびパンデミック後における汎発性インフルエンザ対策を含んでいるのは理解できたが、それの具体的内容に関しては答えがなかなか見つけられなかった。最終的には「一般指針」を「方向性」という概念に置き換えて理解し、各フェイズにおける各トピックの対策の方向性を決議という形式で打ち出す、という結論に至った。それでも対策の方向性の具体性・抽象性をどのようにするかという部分で再び壁にあたり準備は難航した。作業としてはGlobal Preparedeness Planの、各フェイズ、各トピックにおける「目的と行動」の部分から、目的の項を引っ張ってきてその内容を決議の主文の候補とするという形を取り、そしてさらにWHA58.5および適当と思われる内容を適宜追加していった。
 結果として具体的政策目標③に関するものがメインの準備となったわけであるが、最初に立てた目標の中で優先順位が低かったこと、実際の作業が難航したことから、関係国への連絡はおろか、会議開始にすら間に合わせることができなかった。


1日目
 まずはどこかの国が、具体的政策目標③を目指して会議行動を取るであろうと予測していたので、そのような国を探した。しかしながら、そのような政策を取ろうとしたグループがなかったので愕然とする。インフォーマルディベートが取られたが会議の方向性は全く示されなかった。
 どのように動こうかと悩んでいたらロシア大使に呼ばれてP5で集まって話してみる。すると全員暇orハブられていたことが発覚(笑)話してみたところChina大使が同じ目標を持っていることが判明し、また残りのP3も賛同してくれたので、P5で一般指針を作成し議場に示すことが決定した。その際他のグループのDRにより一般指針が担保されるのならばDRを撤回することも確認。そして俺の事前に準備しておいたペーパーを元にWPを作成することが決定。その後USはペーパーの完成を目指し、またP4はGlobal Preparedeness Planを十分に読み込んでいなかったので読み込んでもらう。ペーパーは完成し、P4はペーパーの読み込み開始。


2日目
 WPを議場に提出。P4の意見反映、文言化、前文作成、スポシグ集めを行う。16:30の〆切に間に合わせるために残念ながら一部文言全削除に追い込まれる。凹む。深夜コーカスの進め方で議論がもめる。結果的に最初の1時間でDR読み込み、次の2時間で論点交渉、その次の1時間でまたグループシェアを行うことに決定。しかし深夜コーカスに入ってもP5以外のDRが配布されず。P5は暇な時間を使ってDRの意図を説明して回る。深夜コーカス一時間後、予定が崩れたので緊急グループ代表者会合開催。アジアからは来ず。DRが配布されていなかったのでDRの意図と会議の目標を決めようという話になる。アジア以外が一通り終わった頃、アジアとEUがコンバイン作業に入ったと聞き憤然。てめーら代表者会合来ないで何やってるんだよ、てか会合の話を言い出したのアジアだろ。そして今更EUのDRが配布される。意味ねーし内容も微妙。つーかP5やアフリカ(多分)の声や意見は無視ですかい。アフリカのDRが配布されるがその直後修正が入ると聞き再び萎える。WHOからEUとASIAのグループマネージメントの酷さを聞きさらに萎える。新しいアフリカのDRをもらいアフリカへバッサリ突っ込む。P5への突っ込みを待つも誰も来ず。EU-ASIAのコンバイン案は明朝提出とのこと。


3日目
 アフリカの突っ込みへのレスとEU-ASIA案の提出待ち&その他国の説得とP5のアメンド作業。てか皆P5の意図を全然理解してなくてまた萎える。朝配布されるはずだったEU-ASIA案は結局11時ごろ配布。アメンド〆切まで2時間強だったのですが。EUは交渉する気はあったのでしょうか。それとも最初から無視するつもりだったのでしょうか。その後アフリカへの対応に追われる。
 12時半過ぎ、EU-ASIAが説明に来る。遅すぎるんだよボケめ。忙しくてまだちゃんと読めてなかったので急いで読み込み。内容は前日に読んだDRが足し算されていただけ。それも酷かったけどそれ以上に、そのDRには理想も目的も国益も全く感じられず呆れを通り越して怒りを覚える。前日決まった文言の分類も無茶苦茶だし。これってただ思いついたことをメモしていっただけじゃないの?そして実質的な交渉が始まるが、先方はこちらのDRの内容をすべて飲めるので、こちらも先方のDRの内容をすべて飲めるとアホな勘違いをしていたらしい。前者もありえないけど後者がマジありえねぇ。さらに、交渉に来た大使にDRの内容を聞いても、「分からない」だとか「わたしもそれヘンだと思ってたんですよ」だとかどーゆーことなんでしょうか?俺をバカにしてるのでしょうか。それともそんなものをDRとして通そうとする彼らがバカなのでしょうか。しかもこちらの要求にもほとんど反論せずに同意してたし。全権委任だったのでしょうがあっさりし過ぎではないでしょうか。
 結局P5とEU-ASIA案の交渉は終わらず、途中までの結果もアメンドには反映されず。その間P5はほぼ各国を回り可能ならばコンバインも出来るように賛同の意を得た上でのアメンド提出。そしていつの間にかEU-ASIAとAfricaがコンバインしてた。内容はやっぱりただの足し算。それでいいのかスポンサーの国々よ。アフリカのDRはドナー的には受け入れられるわけが無い内容だったのにEUの皆さん(と日本とNZ)は何も感じなかったのでしょうか。EU-ASIAのDRは随分具体的で政策上のハードルも高かったけれどAfricaの皆さんは何も感じなかったのでしょうか。
 そしてアメンド〆切後の公式発言で「P5のDRダメだよね」的な発言が相次ぎ呆れを通り越して悲しくなる。コンバインできるって言ったのはその口だろ、ざけんな。そんなこともあり、P5で今後の方針を話し合う。上記に加えて、EU-ASIA-AFRICAのDRとP5のDRが同一の内容を含んでおり、どっちかが採択されると、もう片方がAutomatically Failすることが予測されたので、分割投票かどちらかのWithdrawかそのまま投票かという三つの選択肢として相談した。ただどの選択をしてもEU-ASIA-AfricaのDRとも思えないクソDRが採択され、P5のDRはコンセンサス採択されないことが予測されたのでみんな悩む。
 そしてついに投票行動直前、USが他の大使に投票行動欠席を提案。みんなノリノリで賛成。会議のなりゆきに微妙な顔をしていたIranとNorwayも誘う。そしたらNorwayがさらにZambiaとMorrocoを誘って大所帯に。スポが投票を欠席するのはあり得ないので、投票直前にWithdraw。そして投票行動に入り、議長の「From now on, no one can enter this room. Once you leave this room, you cannot re-enter this room.」の声を聞いた時点で一斉に退席。普通はここで議長が「Seen none」って言うんだけどね(冷笑)その後のことは知らないけれど、聞くところによると投票前説明でNetherlandとSweedenが「これで議場がすっきりしましたね(笑)」的なことを言ったらしい。事実なら軽蔑に値するね。
 さらにアホなことにEU-ASIA-AFRICA案は賛成23票、反対0票、棄権3票で採択されたらしい。棄権はたった3票ですか(冷笑)クソみたいな内容で、アホみたいなコンバイン作業の結果で、10カ国も投票を欠席して、しかもP5全てがそれには含まれていて、しかもしかも一緒にDRを作ったヨーロッパとアフリカの国も含まれていて、実効性がまったくないのにも関わらず、23カ国の大使はそれを汎発性インフルエンザ対策の国際的な一般指針として認めたらしいです。彼らは上記のようなことを考えたのでしょうか?スポンサー以外のデリが何を考えてYesを投じたのかが気になって仕方ありません。


反省
 まず事前に立てた具体的政策目標が一つとして達成できなかったことは深く反省している。国益を守るために投票行動を欠席するしか他に方法がなかったというのは非常に悔しいです。この結果は俺の「会議行動は議場の動きを見てから決めれば良いや」という甘い認識からくる当然の帰結でしょう。やっぱりきちんとするなら事前にリサーチは完全に済ませ、関係国と連携した上で議場に臨むべき。当たり前かもしれないけど。加えて最初に会議の方向性が示されなかったのも痛い。誰もそれができなかったというのは、USも含めて誰もこの会議をきちんと理解していなかったということの証左なのかも。それから公式発言をもっと有効に活用できたかも。USの意思を要所要所で明らかに出来ればここまでアホな結果にはならなかったのかもしれません。


評価
 非常に難しい会議でした。そしてデリに課されたタスクが量的にも質的にもかなり重かったような気がします。それがリサーチ不足を招き、事前交渉不足を招き、議場での時間不足を招き、最終的に議場でのコミュニケーション不足と質の低いDR提出を招いたのだと思います。
 ではどうすればよかったのか、と問われると返答に窮する自分がいるのですが。。。。


雑感
今回全日に参加したのは復学にむけたリハビリという目的があったのですが、それに関しては概ね満足する結果が得られたと思います。会議をしていても集中力、論理的思考能力、コミュニケーション能力、英語能力、忍耐力、などの色々な能力が低下しているのが感じられて辛かったですが、それでもある程度の会議行動は取れたのではないかと自負しています。それに最低だった時期と比較すればかなり快復していますしね。もう少し快復すれば授業に普通に参加できるようになるのかなぁと思います。満足することができるかどうかは別問題ですがね(苦笑)

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