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『いくら背伸びをしてみても 相変わらず地球はじっくり回ってる。 今自分に出来ることを ひたすらに流されずにやってみよう。』 “少年” by ゆず
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第3回国際教育協力日本フォーラム(Japan Education Forum III)
2006-02-09 Thu 20:20
JEFⅢなるものに今日行ってきました。
忘れないうちに書きます。
連投ですが何か?(痛)
今回は裏日記はなしです。残念でした。



教育開発の分野についてはそのうちこのブログでも書こうと思ってるのですが、今日は基礎については割愛します。意味不明かもしれませんが、あしからず。

さて、このJEFⅢな訳ですが、今回のテーマは
『自立的教育開発に向けた国際協力』
でした。いかにも日本政府主催のイベントらしいですねぇ(笑)
内容としては、
①日本のODA戦略
②ガーナの事例報告
③日本の教育協力の報告
④インドネシア、フィリピン、UNESCOの教育の質向上に向けた活動の報告
⑤パネルディスカッション
、でした。

①~③はわりと一般的な内容だったのですが、
④、⑤はやはり実務的な話に議論が集中していました。

英語力がもう少しあれば、もっと実りが多かったのでしょうが、いかんせん同時通訳(ちょっとヘボかった)に依存していたため、6割程度しか理解していないでしょう。


①の内容には大して期待していなかったのですが、
2点興味深い点がありました。

壱.ODAの役割の再定義
一般的に言って、ODAというものはそれ自身の開発効果が議論されることが非常に多いです。ですが、「ODAが有効か否かという議論は途上国の開発全体を包括的に捉えるコンテクストで行われるべきである。」というのが発表者(拓殖大学学長渡辺利夫)の主張でした。確かに途上国への資金フロー全体を眺めたときに、ODAが占める割合よりは民間海外直接投資のそれのほうが、圧倒的に多い事実を考慮すると、「重要なのはODAによる民間投資の開発効果の最大化である」という主張は極めて説得力のあるものでした。俺はもうちょっと考えてみる必要があるみたいです。

弐.CDFとPRSP体制の限界
現在MDGs達成のためにPRSPを作成し、CDFに基づいて援助を行うことが、国際社会のメインストリームになっているわけですが、渡辺さんはこれに疑問を提示してました。
彼の主張をものすごく要約して言うと、『途上国にそんなキャパはない』ってこと。
現在途上国には財政的にも人材的にも、包括的に開発を進めていくだけの能力はなく、PRSPに基づく援助は一種のRadicalismであり、開発の基本は昔も今も変わらず、労働者、民間企業、官僚のそれぞれの能力向上にある。ということらしいです。
俺としてはPro-Poor-Growthの実現および人間開発推進の観点からは、PRSP作成およびCDFに基づく援助が絶対不可欠と考えているのですが、これらの点には渡辺さんは言及しなかったので、彼がどう考えているのか気になって仕方ないです。
いずれにせよ、途上国のキャパ不足(あまり適切な表現ではありませんが)が深刻であるという新たな認識が持ててよかったです。


②のガーナの事例報告もなかなか興味深かったです。
ここでこのフォーラムの主題であった教育の質の向上という観点から話があったのですが、ガーナの教育の質はなかなか深刻なようで、
「6年から11年の基礎教育を受けるだけでは、基礎的な読み書き計算ができるようにならない。」そうです。
具体的な解決策については長くなるので割愛しますが(またかいっ)、
とりあえずお金さえあればなんとかなるそうです。開発資金に関しては後述します。


③については省略します。2004年の最新データ(日本のODA拠出額とフランスのODA拠出額の差が1億ドルに縮まった!BEGINに本格的に取り組み始めたせいか、日本の教育支援に占める基礎教育向けの援助額が大幅に増額された!)が分かった以外に特に収穫がなかったので。


④、⑤では実務的な話が中心でした。さすが専門家が多く来ているだけの事はあります。あれやこれやと教育の質の向上(≒教員の質の向上)のためにどうすればいいか話していたわけでありますが、俺としてはこうした議論は、若干本質的ではないような印象を受けました。(議論が無駄だったというつもりは毛頭ありません、非常に有意義であったと思います)

何人かの方が質問していましたが、(そして何故か軽くスルーされているように見えましたが)
今回のフォーラムで議論するべきであったのは、「途上国の教育支出に占める経常経費へのドナーの財政出資の是非」であったように思います。

そもそも現在途上国では教育予算が絶対的に不足しています。
ガーナの方の報告によると、ガーナの教育支出のうち90%近くが経常経費、特に人件費に充てられているそうです。(ちなみにインドネシアも同様な予算配分らしいです)こうした中で、教員の質を向上させることは経常経費の増大を意味しますが、当然途上国にそんな余裕はほとんどありません。そこでドナーが登場してくるわけですが、基本的にドナーは経常経費への財政出資を好みません。理由は二つあります。まず第一に、経常経費は当然毎年かかるものであるために、長期的に安定した額の援助を強いられるからです。これを一回始めてしまうと、毎年毎年その国に対して援助を行うことを(責任上)強要されるわけです。第二の理由は、途上国の援助への依存の可能性があること。これは自立的教育開発からは程遠い。整理すると、

<教育の質を向上させる必要がある>→<そのためには経常経費の拡大が避けられない>→<しかし途上国にそれだけの支出を行う余裕はない>→<そこでドナーの援助が求められるが、ドナーはそれを好まない傾向にある> 

このようにひじょーに議論の余地のある命題なのですが、
これに関する議論はほとんどなされませんでした。残念です。
なので、今度知り合いの先生に話聞きに行ってきます♪


と、以上長くなりましたがJEFⅢの感想でした。
コメントできるだけのマニアさん(笑)はぜひコメントよろしくお願いします☆
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<<Noblesse Oblige | tarou's room | BG編集>>
この記事のコメント
教育はさっぱり分からん。でもODAについてはいろいろ思う所ありだ♪
ていうか、そろそろtarouにもオレのブログを教えた方が面白くなるかな・・・??恥ずかしいけど(笑)
2006-02-10 Fri 04:31 | URL | chuattie #-[ 内容変更] | top↑
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